自家採種・後世への遺産を

飛騨高山よしま農園

2013年07月17日 20:50

今日も暑いですが、風がさわやかで

ちょうどよく曇っていて、若干過ごしやすいかと思います。

今日も午後から、人参の除草作業に励んでいます

日々の忙しさのなかで、blog更新が滞っています



【涼しげな花の形は何の花?】



この花、何だか分かりますか?

これは、人参の花です


先日紹介した、イタリアンパセリの花に似ていますね

↓イタリアンパセリ↓の花



人参もイタリアンパセリも、そしてレースフラワーも同じセリ科の仲間だそうです。




これは、種取り(自家採種)のために一部残してあった人参がトウ立ちして花が咲きました

セリ科の花って、なんとなく涼しげですね!


【失敗もある、種取り】

この人参は、1年以上前に種まきし、それを秋に収穫せずに、冬を越して、今花を咲かせて、種をとります。

そして、その種を来年の6月に種まきする予定となります。自家採種の手間は、長い年月をまたにかけて、丁寧にその野菜と向き合っていきます。それでも失敗も多く、昨年に種取した人参は、今年種まきしましたが、芽が出るのがとても少なく、種に力がなかったようです


【近年の一般育種は?】


近年の種苗会社の新品種の育種では、放射線照射による突然変異の発生を促す方法や、無理な交雑を繰り返したり、クローン技術(植物では一般的)が常識的に行われて、次々にいろいろな品種が早く出来上がっています。



【後世への遺産・・・種】


よしま農園で取り組んでいる育種は、とても古典的な方法です。特別なことではなく、昔の人々が本来続けてきた手法の育種方法です。力のある、この畑にあう、気候にあう、良い種になってゆくには、最低でも10年以上の繰り返しの地道な作業がかかるそうです。

古典的な育種方法ですが、この地道な努力が、よりよい野菜づくりになる基盤になるので、後世に受け渡せるほどの価値のある種ができることを目指して、今年も人参の花を愛でています。

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